2012年10月21日日曜日

ブラックホークダウンウォッシュ

今日は長野県上田市の、千曲川市民緑地公園上堀グラウンドで行われた
平成24年度長野県総合防災訓練の主会場を、見学しに往ってきました
 
往きに乗った長野新幹線の車窓に、突如として訓練会場が現れたりした上
更に下車した上田駅の駅前には、既に訓練参加部隊が展開済みだったりと
訓練に遅れまいと急かされる状況の下、タクシーで目的地へと向かいました
 
会場に到着すると、会場下流側の野球場に設定したヘリポートは散水中で
更なる千曲川下流に位置する、橋の袂へと降りる陸自ブラックホークの姿も
どうやら航空部隊の状況開始時刻に、何とか間に合ったみたいで良かった
 
航空部隊の一番手は、長野県警察 JA9776 ベル206L-3 「しんしゅう」
映像情報伝達訓練でヘリテレを駆使しつつ、会場上空の高高度に滞空中
空中衝突防止の赤帯が無かったり、電送アンテナが伸縮式だったり等と
我家近隣に居る警察ロングレンジャーと、装備に結構違いがありますねぇ
 
お次の登場は、陸上自衛隊 JG-3117 UH-60JA 多用途ヘリコプター
「ⅩⅡH」とあるので、第12旅団第12ヘリコプター隊の所属機ですね
 
キャビンに載せた偵察バイク2両を、地上投入する為にヘリポートへ着陸
そして任務を終えて離陸した頃、千曲川の中洲に逃げ遅れ者二名が登場
  
すると呼応したように雲ひとつ無い青空の下、太陽を背にして現れたのは
地元の守護神長野県消防防災航空隊 JA97NA ベル412EP 「アルプス」
 
一度だけ鋭く旋回した後、発炎筒を炊いてる要救助者の直上に遷移して
ホイスト救助によりまず一名を機内に収容して、川沿いに離脱して往くと
 
今度は助っ人の群馬県防災航空隊 JA200G ベル412EP 「はるな」
脇目も振らずに残る要救助者の上に位置を取り、先程同様に吊下げ救助
 
ホイストのぐんまちゃんも誇らしげに、アルプスと同じコースで去って往くと
再びさっきの陸自ブラックホークが、埃を巻き上げつつヘリポートへ着陸
 
バイクの次は孤立集落から救出した住民を搬送し、降機した後で即離陸
 
するとブラックホークと入れ替わるように、長野県ドクターヘリ事業機で
佐久総合病院が基地の中日本航空 JA117D ユーロコプターEC135P2
が勿体無い事に、山肌背景に急旋回決めてくれたもののモロ逆光位置orz
 
などと落ち込んでる間に着陸して、フライトドクター&フライトナース投入と
患者を乗せた救急車とのランデブーとを、テキパキとこなして迅速に離陸
 
暫しヘリポートが静かになったので、接で始まった81式自走架柱橋の
架橋作業に気を持ってかれてると、「ヘリが来まーす!下がってください」
の声が…あばばばばばばばば!!!(;´Д`)んでもってウヒョー!ヽ(゚∀゚)ノ
 
今度はローターの回転速度をあんまり下げないコンバットランディング
誘導する機付きの人の誘導も、今までにはなかった気合の入り様
 
誘導される衛生科隊員さんの方は、低い姿勢で担架運ぶの大変そうです
 
三度目のブラックホークの後にはベリータンク付けたアルプスが着陸して
何やら機材を降ろしたと思ったら、お偉いさん乗せての上空偵察訓練へ
 
そして何故か千曲川沿いに飛来した佐藤実業 JA200B ロビンソンR44
よくある通りすがりさんかと思ったら、途中で変針して着陸コースへと…
どうやら倒壊建物救出訓練に参加の、災害救助犬を空輸して来たようです
 
入れ替わりにお偉いさん搭乗のアルプスと、先程災害救助犬が参加してる
倒壊建物救出訓練で救助された、負傷者の搬送で再びドクターヘリが飛来
 
やはり逆光で美味しい画が台無しになってしまった、本日の私的大本命
アルプスによる空中消火訓練で終了…と思ったら再びのブラックホーク
 
リペリングロープ入りのスリングバックを二個落とし、何をするかと思えば
二本のロープ伝いに、医薬品小包を滑らせて地上へ壊れないように移送
こーゆー空対地で荷物を保護しながらの搬送手法は初めて見ましたねぇ
ホントに多用途な機種なんですねぇ、ブラックホークって…という感じで
最後に活動拠点になってた場外離着陸場を拝もうと、会場から移動したら
到着前に宇都宮方面へと離陸して、飛んで往かれてしまいましたよ(T_T;
 
 
 
 

以上、こんな感じだった、今日の秋風香る信濃路での日帰り旅でした~

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